仏事相談

住職よりメッセージ 葬儀事前相談・仏事相談

「もしあなの父親が亡くなったら、葬儀はまず誰に相談しますか?」都会にお住まいの多くの方々は、葬儀社と答えるようです。菩提寺(既にお寺がある方)がある方でも、そのような答えのようです。住職としては、非常に残念な思いです。それだけ、仏事に関してお寺側からの情報開示も少ないと考えるざるをえません。(当寺院では、事前の葬儀相談、急な葬儀でも施主のお気持ちを大切にし葬儀を承っております)

葬儀社に様々な葬儀の仕方を教えてもらい、「このメニューでお願いします!」としているのではないでしょうか。そして、僧侶も葬儀社からの依頼で葬儀をとりおこなうのです。これが当たり前になってきていると思うと心が痛みます。龍岳院の場合、上記のような例は今迄ございません。(檀家・檀信徒の場合) ご親族が亡くなったら第一にお寺に相談します。葬儀社はお寺の了承を得た上で、日程等を決めるのです。そこには、和尚(住職)と檀家・檀信徒との信頼関係が深く息づくからだと思います。檀家・檀信徒ではない方々からも、本当の葬儀とは?お寺とは?という部分で、日々数多くのご相談を受けます。お寺にご縁のない方々にも、まず知ってもらうということが大切なのです。

電化製品を例にすると、生活は便利になり、労力も最少となります。今やスイッチ一つで掃除までしてくれる世の中です。それも「よし!」としています。赤ちゃんを育てることを例とした場合はどうでしょうか?いくら便利な世の中となっても、自動でミルクは飲ませることはできません。自動でおむつをかえることはできません。自動で抱っこし、言葉をかけるようなコミュニケーションをとることもできません。つまり、「人の生死は、そんな簡単なものではない」のです。

人の死は、信頼のおける、面倒見の良い、しっかりした僧侶に依頼すべきだと考えております。いつしか、ビジネスライクとなっている寺院も増えてきたのではないでしょうか。そのように、一般の方々に思われてしまうということも非常に残念であり、心が痛みます。企業にも、様々な会社があるように、寺院にも様々なお寺がございます。もしものことがあったら、「この寺院に・この僧侶に」と事前に決めておくことを望みます。それには、葬儀社ではなく、ご自分の目で、ご自分の目線で、ご先祖様をお守りする寺院をしっかりと見るということが必要です。当寺院では、相談いただいたからと言って檀家になる必要もございません。このような理解を深めていただくことが何よりも重要だと考えているからです。葬儀に関して、仏事に関して、お気軽に色々ご相談下さい。

【相談お申込み方法】

お電話またはメールフォームより、お問合せお申込みが可能です。各種相談は事前予約お申込み制となります。相談料などは一切かかりません。基本的には当寺院にお越しいただいて上でのご相談対応となり、お電話やメールでの相談は受付ておりません。

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